脇役とメガネ

東京で溺れています

嫉妬から羨望へ

小さいころから体を動かすのが好きだった。


遊ぶにしてもスポーツは外せなかった。



言葉に表せないが「動く」ということが感情の何かを突き動かすのだと思う。





だから、スポーツで負けたくないという気持ちは人一倍強かった。


負けたら負けたで「努力が足りなかった」と思うから、


また一層努力してうまくなろうとしていた。




だからか、「動く」のがうまい選手を見ると憎悪に近い”嫉妬”を感じていた。

俺にだってできる。


そう思い何度も何度もトライするができない。


多分、憎しみが含まれた嫉妬で包まれていたと思う。

全然できなかったんですよね。



強い人勝つ人優勝する人速い人は「何か」がある。



その何かに”嫉妬”していた。




「トレーナー」という職業を始めてからその気持ちはなくなった。



むしろ、その”嫉妬”に近い感情は”羨望”のものに変わっていた。




競争しなくていい立場になったから。


一番の理由はそれだと思う。





むしろ、そういった目で見れると良い「動き」は何かということが、



頭ですぐ理解でき、それも言葉もしくは文章で言語化できる。



わかっていても伝えられなければ意味がない。




悪いところ、修正すべき点などは指摘できる。



けれども、どう良くするか、どんな動きをすればいいかを説明できないのであれば改善に繋がらない。




僕は「トレーナー」としてケアするとかトレーニングを教えることよりも



「選手の良いところを伝える」ことが一番大事で一番自信につながると思っています。




それは褒めるでもなく甘やかすでもなく。




励ましに近い後押しだと思っています。






良い動きを見るのはみんな好きですよね?笑