脇役とメガネ

東京で溺れています

普通か非普通か

 

20代後半になると結婚する人が増えてくる。

 

いくら晩婚化、少子化と言われていても通例通り皆このぐらいの時期に結婚するみたいだ。

 

 

つい先日も友人の結婚式に行ってきたところだ。

 

 

他人の幸せを喜べる人間ならどれだけ良かっただろうと思っている。

 

僕は1mmも喜べないみたいだ。

 

周りの人間が喜ぶ姿を妬んでしまう。

 

皆んな羨ましい。

 

 

彼女がいる

婚約する

家を買う

車を買う

今度旅行に行く ...etc

 

 

周りの人全てが羨ましく思う

 

 

そしてなぜ自分は幸せではないのだろうと疑問に思う。

 

不満のない仕事。

辛くも厳しくもない。

 

ホワイトだ。

 

でも面白くはない。

 

 

日々生きていてただ息を吸ってご飯を食べて指先でいじっていつもの道をただ往復を重ねていつもの時間に眠る。

 

 

僕の人生は無味無臭である。

 

 

地獄でもなく天国でもなく何も無い。

 

 

普通であることに羨ましさがあるが、

自分は人とは違うものが欲しいという矛盾が存在している。

 

両方手に入れば苦労はないが多分手に入らないだろう。

 

虹色の気持ちを味わいたいが、自分の現状ではなおさら厳しい。

 

 

僕はどんなことがあってももうこの道を歩くしか選択肢はないのなら、そこが地獄でも何も存在しない空間でも歩き続けるしかない。