人命救助か伝統か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180404-00000065-kyt-l26
この記事を読んで大半の方のコメントは、
「相撲協会クソ」
「人の命より伝統が大事なのか」
「女性軽視」
「人としての行動を無下にするのか」
など相撲協会などに対する批判が多い。
僕はこの記事を読んで違和感がすごくあった。
「女性は土俵から降りて」
これを伝統とか格式とかそこに当てはめれば、上記のように憤慨するだけだ。
ただ、これは土俵で人命救助をしていたのが女性だったから「女性は土俵から降りて」と言っただけなのかもしれない。
僕はアスレティックトレーナー出身で広義の「トレーナー」だ。
だから救命処置の重要性は承知している。
彼女たちの行動はまさしく正しい。
間違いなことは一つもない。
ただ一つだけ言えることがある。
巡業というイベントだったということ。
そのイベントのスタッフが対応すべき出来事をお客様が対応してしまっている。
何もできない土俵上の人間を押しのけて人命救助を開始した。
※土俵上の人間がやれよ!と皆思ったと思いますが正解です。多分びびってやれないと思います。
その後、会場で待機していた医療スタッフ?が来たタイミングであのアナウンス。
もうあなたたちが対応しなくても、ウチのスタッフで対応できますという意味で、
「女性は土俵から降りて」
だったのかもしれない。
現場にいた人間からのコメントがないのでどうも言えないが、彼女たちはあくまで巡業というイベントではお客様だから手を煩わせてしまったというのがあの場のスタッフの落ち度だ。
相撲云々の前に、医療体制救護体制、当日のスタッフの動きの確認など準備不足なだけ。
女性軽視ではないのかもしれないという考えも一理あるなと思った僕の意見は以上です。