脇役とメガネ

東京で溺れています

一般の方が「トレーナー」を見分ける問題

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たまたまフォロワーの方がリツイートしていた記事を見て


「お、おう...。」


と思ったので僕の意見を書こうと思います。





「トレーナー」という日本での名称や定義があいまいだというのは前からの問題であり解決していません。




まずは上記の記事の批判をします。



....いえ、疑問を記します。笑







この記事を書いた方のプロフィール。

①取得資格は「柔道整復師
→でもパーソナルトレーナーと名乗っています。
→でもパーソナルトレーナー関連の資格は持っていないのかな?と。
②クライアントには「ダイエット」...?
→柔整だけど、ダイエット指導?
③スポーツクラブでイントラをしていた
→学生時代のアルバイト?正社員?なのか不明



タイトルと内容が曖昧な件
ジム=スポーツクラブ?フィットネスクラブ?パーソナルジム?ボディメイクジム?

どれでしょうか?


文章ではスポーツジムが多く出てきますが。



アメリカと日本の対比をした件

※NATA-ATCではなくBOC-ATCと表記すると聞いたことがありますが、確信はないのでどうかは知りません。


①アメリカのフィットネスジムではATCがいる
→NSCAやNASMの資格の方がパーソナルトレーナーをしていたり、フィットネスジムでは多いと聞きます。
ATCは整形外科、スポーツ現場、学校の部活などのイメージがあります。

②日本スポーツ協会のATの話
→なぜJATIやNSCA、健康運動指導士の話は割愛されているのか?


①と②からAT(ATC)がジムで指導する上で必要な資格という位置づけに見えるのは気のせいですかね。




無資格のトレーナー問題

無資格でもパーソナルトレーナーを名乗ることは可能です。
国家資格とは違い、業務独占資格名称独占資格ではありませんから。

ただ、「無資格」「経験不足」でレベルにピンキリが生まれるという点に関して。
どの職業でも、専門職でも有り得ることです。
逆もしかりで、無資格だけどレベルの高い方もいらっしゃるのも現実としてはある。
それが良いか悪いかは判断できません。

医療資格のカリキュラムにいわゆる「トレーニング」はないそうです。
ボディメイクやボディビルのトレーニング方法も知りません。
アスリートの為のトレーニング方法も知りません。

※最近そういった学部学科コースもできているみたいです。
 あくまで国家資格上でのカリキュラムには関係ないそうです。





医療資格の方がスポーツ現場で活躍している件

「駅伝チームのトレーナー」「ヨーロッパのチームのトレーナー」
として理学療法士鍼灸師、柔整の方が活躍している。

現実としては海外にも理学療法士(フィジオセラピスト)の資格はありますので、
海外で日本の国家資格保持者が重宝されるのもわかります。

スポーツ現場でも国家資格保持者が活躍はできると思います。


ただその活躍がこの文章では


「ATとしてなのか、ストレングスなのか、メディカルなのか」


がわからない。


ATと国家資格、トレーニング指導の資格と国家資格など両方持っている方も多いのも現状です。

なので、国家資格単独で活躍できるかは確定要素ではないかと。






テーマから結論と全体を通して



最初は「ジム」ということでしたが、スポーツ現場の話が出たり。

ATの話が出たり、医療資格が出たり、ボディメイク系トレーナーをディスったり...。


なぜ、医療資格保持の者がATの話をしているかはわかりません。



結局どの資格を取得している人に指導してもらうのが良いかがわからない文章だなという印象です。


まとめ

ジムで重要なのは「資格」ではない。

会員様の目的とトレーナーの資格が合致してなければ意味がない。

ATにダイエットのことを聞いても専門外です。

S&Cに怪我の治療を頼んでもできません。


鍼灸師にストレングスの指導を頼んでも原理原則にあったものを提供はできない。


そういうことです。



なので、スポーツジムでどの資格の人が働いていても、

会員様のジムに来る目的に合わせたものを提供できるかが大事。




もちろん、全く勉強もしていないようなトレーナーは論外です。